Akiha-circuitはアスキーアートで電気回路の回路図を描画します。

使用方法

Node.js

以下の操作でakiha-circuitをインストールできます。

npm install -g akiha-circuit

ファイル内にSVGファイルを埋め込むには以下のコマンドを入力します。

akiha-circuit <filename>.akihac.<extension>

拡張子にはHTML(.htm, .html), Markdown(.md), Asciidoc(.adoc, .asciidoc)が使用可能です。

ブラウザ

以下のHTML断片をHTMLファイルに埋め込んでください。

<script src="akiha-circuit.js"></script>

回路図を出力するには、回路図をtext/x-akiha-circuitというtype属性を持ったscriptタグに記述します。

回路図の描画

節点は'*'で記述されます。
素子をどのように表現するかは、「使用可能な素子」の章で説明します。

回路定数は設定する必要があります。
素子を水平に記述したとき、定数は素子が記述されている最も左の部分のすぐ上(抵抗、インダクタ、交流電圧源)、 または素子の左上(キャパシタ、電池)に記述する必要があります。
素子を垂直に記述したとき、定数は素子の右側(抵抗、インダクタ)、 または素子の右上(キャパシタ、電池、交流電圧源)に記述する必要があります。

定数とともにラベルを記述することもできます。
ラベルは省略可能です。

キャパシタに極性を指定することができます。
極性はキャパシタの左下(水平のとき)、または左上(垂直のとき)に記述します。

良い例:

    R1
    100k
 *--^v^v---*
 |         |
 |         <R2
 |         >10k
 |         <
 |         >
 |         |
 *---------*
   C1
   100p| |
 *-----| |---*
 |    +| |   |C2
 |          +|0.1u
 |          ---
 |
 |          ---
 |           |
 *-----------*

悪い例:

      R1
       100k
 *--^v^v---*
 |         |
 |       R2<
 |      10k>
 |         <
 |         >
 |         |
 *---------*
          C1
       | |100p
 *-----| |-----*
 |     | |+    |
 |             |+
 |            ---
 |
 |            ---
 |           C2|
 |         0.1u|
 *-------------*

使用可能な素子

抵抗

    R1
    100k
 *--^v^v---*
 |         |
 |         <R2
 |         >10k
 |         <
 |         >
 |         |
 *---------*
svg

キャパシタ

   C1
   100p| |
 *-----| |---*
 |    +| |   |C2
 |          +|0.1u
 |          ---
 |
 |          ---
 |           |
 *-----------*
svg

インダクタ

    L1
    0.1m
 *--mmmm-----*
 |           |
 |           cL2
 |           c1m
 |           c
 |           |
 *-----------*
svg

電池(直流電圧源)

    V1
    3V|
 *----||-----*
 |    |      |
 |V2         <100k
 |1V         <
---          <
 -           |
 |           |
 *-----------*
svg

交流電圧源

    V1
    1V
 *--(~)------*
 |           |
 |V2         <100k
 |1V         >
(~)          <
 |           |
 *-----------*
svg